白川勝彦Web 国会TV 政治ホットライン 2003年10月23日
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国会TV 政治ホットライン 2003年10月23日

今の政権のもとではどうしてもできない事、今の政権では悪い方向にいってしまう、それについて、別な方向に大きく舵を切る。これが最大の争点になる。だから、政権交代なんです。

小選挙区になったところでは同じ党で誰かが比例区に上がらないといけなかった。所詮、一人しか立てないのです。二人いる限りはどちらかが比例に回る。これが宿命ですから、私が比例に回った。

出演中の白川
(自民党を離党して)私は参議院選挙に反自公保で出た。新潟6区では、反自公保の候補がいる以上、私が出る意味がない。それと5区の話は別な問題で、反自公保の候補がいなかった。三党協力でうまくやっているところで、白川なら違和感がない、と。

なかなか出手がないという理由は分かりますので、長い間政治家として修行を積ませていただいた、新潟県人の一人の政治家として私が出なければ、顔ぶれが揃わない。

出演中の白川
<国会TV田中社長>

前の参議院選挙では新党を作られて47万票、大量得票を取って、でも、党全体でとらなくてはならないというので落選。随分話題になりましたね。ご自分では、どう受け止めておられますか。

結論としては私の力量不足ということに尽きると思うのですが、マスコミの方々に考えていただきたいのは、昔の参議院選挙全国区では(新党・ミニ政党や個人も)話題として捉えていただいていた。

あの参議院選挙を戦ってみて、ある意味では、既存の政党以外、折角私たちが1000万円の供託金を用意し、10人の候補を立てていても、テレビだろうが新聞だろうが既存政党だけが政党、というような扱いをした。それ以外はとりあげもしない。

厳しい政党要求をクリアして政党になったら、各種放送で取り上げてもらいたい。そうすれば、私の主張を理解してもらえて、一議席くらいは取れたのではないか。

やっぱり自由主義社会は、経済もそうですが、政治も、新しいものが育つということ─苦労してやっと名簿比例届出政党になったからには、チャンスを与えて欲しい。そういう意味では硬直化しているのかな、と。

出演中の白川
出演中の白川
政治の世界に復帰しようと思われていたのでは…
一億人の有権者を相手に自分の考えを届けなくてはいけない。命がけでなければできないことで、昔なら首がとんでいた。それなのに、負けてすぐにはできない。それとは別に、自分がやったことは間違っていないと思うし、意味のあることだと思っています。そういう意味では、反自公保一本化はやらなくちゃいけないのではないでしょうか。

明確な対立軸さえ出せれば勝てると、書いたりしてきた。そういう構図の中で、自分がいろんな政治的活動の中にとどまりたい。それは、命があるかぎり、辞めろといわれてもやめられない。出る必要があれば出るし、また、今回は出て欲しいという強い要請がありましたから。

出演中の白川
新潟6区でやるかやらないかが、私にとっては最大の関心事でした。いつだってできるという自信もあった。但し、私は反自公保、政権交代を、という立場でしたから、そういう立場の野党政治家が二人出る、ということは基本的には意味がない。

ただ、野党がバラバラなら争う価値があるのですが、一本にまとまって、と主張のですが、現職がそこにいない。ならば、政治家である以上、どんなに個人的につらかろうが、耐えなくてはいけない。

私が生まれたのは中魚沼郡。選挙区の三分の一は、5区にあるのは南魚沼郡と北魚沼郡、魚沼産コシヒカリで有名な地域なんですね。もちろん、地元にふさわしい人がいたらそれが一番良いので、先ず、それに努力してください、と。

出演中の白川

(田中真紀子さんについて)

田中真紀子さんであろうが、もう一人自民党公認候補が名乗りをあげているわけですがね。今回の関心事は、その人の基本的な政治的な立場が、今の政権を是として、この側の人なんですか、それとも若干のリニューアルじゃダメだ、根本から変えましょうと。政権を倒して、それとは別な枠組みの中で政権をつくろうという、この二つの中で全てが決まると思う。

私は民主党・社民党・自由党の皆さんと一緒に相談しながらやったのだから、そういう反対側の構図だということは分かっている。が、タブン、彼女自身はどういう立場から出られているのか、はっきりしない。彼女が政権交代の立場なら、五区で出る必要はない。或いは私が出る必要もない。

三党協力しながら絞りこんでいったのですが、田中真紀子さんのマの字も出なかった。地元の人は田中真紀子さんは反自公保の立場の人ではないと、そう決まっているということなんですよ。

出演中の白川

(今の小泉政治に関してお伺いしたいのですが)

小泉さんは悪い自民党はぶっ潰すと言ってやってきたのですが、参議院選挙では小泉さんのところで自民党は増えた。自民党を改革するような顔ぶれでない人たちが小泉人気にあやかって当選した。

悪い自民党をぶっ壊すというのはまったくのウソ。国民は騙されている。今回だってその姿勢をとっていますけれども

私だって自民党は批判しました。批判しましたけれども、同時に、じゃあその自民党を倒して、他の政権をつくるということは、別なことなんですよね。
出演中の白川

政治的サギと…そこまで露骨に言わないにしても、政治的まやましといって良いんではないかなぁ、と。

族議員抵抗勢力と闘っている小泉さん、という構図をとりますけれど、住宅金融公庫の民営化─あれなんか、銀行・保険業界の利益を代弁する大蔵族議員の行動そのものなんですね。

こういうのはどうして改革派の候補だろう、と。小泉さんこの人を受からしてください、と。
出演中の白川

あの人はうかってこのかた一貫して大蔵委員会以外所属したことがないくらい、まぁそれだけよく露骨に族議員に徹してられるなぁ、というほどの大蔵族議員。だから郵政民営化なんですよ。

大蔵族議員としての発想でやっている。大蔵族と道路族がぶつかっているだけ。

(視聴者電話:流れの中でどのような人に決まるか)

今の政権が良いのだ、野党の言うことはデタラメだ、という候補者と、いや、今の政権はダメなんだ、という候補の戦い。

300の選挙区におけるディベートによって決まる。何等分なんてことはない。

出演中の白川

(マニュフェストについて)

民主党のマニュフェストは読みました。それなりに考えてよく作ったと思います。ただ、その個別の政策が良いからもともと自民党支持だけど民主党に入れようかなぁ、とそうなるのかな、と。よく考えて書いてはありますよ。決してできないことは書いてないので。

大蔵省主計局がやりたくてしょうがない。そういうことを小泉さんが総理大臣になってやっている。

出演中の白川

(それに代わる、政権交代をした新しい政権というのは、どういう政治になるんでしょう)

基本的には大蔵省の役人が考えたことをしゃべっているだけ。他の大臣も基本的には同じですね。私も経験しましたけど。

政治家主導の内閣であるか、政党であるか、というのが一番。ちょっとねぇ、もう少し脱官僚という表現が良いかどうか分かりませんが、菅さんが言いたいのはそういうことなんですね。

出演中の白川

私は「民主党に政権担当能力があるか、ないか」という問いが多いものですから「今の自民党程度の能力なら民主党にもあるでしょう」と。つまり、役人の書いた答弁を棒読みし、役人─官僚が書いたシナリオの上に進んで行くなら、そりゃあ民主党の議員だって、他の政党がとったってできる。

やはり、大事なことというのは、最後は政治家が、もっといえば政党が決めること。政党が予算をどうしようと、その考えをもって大臣がいるんです。

出演中の白川

私は自治大臣や国家公安委員長をやりましたが、(自民党では)役人のいうとおりにしなさいよ、と、そういう前提なんですね。役所と自民党各部会というのは対立していないので、圧倒的に役所のほうが上。官僚が事実上指導している。

官僚が事実上やっている政治を、ちゃんとした国民の代表たる政党がきちっと国民の要望をうけとめて決定してゆく。その上で、個々の大臣が役所にいってやります、と、こういうことではないかな、と。

政党の考え方がなかったら、個々の大臣がいったところで2〜3ヶ月の間にまるめこまれてしまう。

出演中の白川
(民主党にその能力があると思いますか)

菅さんには、厚生大臣でやった自負がある。内閣がやれとなったら、その通りやりなさい、と。今回のマニュフェストにも書いてある。そりゃあ、もうちょっと勉強してもらわなきゃあいかんと思うところはある。(けれども)自民党なんてのはそういうところは全くないんだから。

私は国家公安委員長もやりましたが、行政改革といいながら、3万人の警察官増員、行革との絡みで、許せるのかな、ということがあると。人事配置をすれば、3万人増やさなくても良いのではないかなぁ。犯人を検挙するというのは職人の世界でもある。そういうところが評価されないといけない。

出演中の白川

政官行が癒着しているといいますね。政権交代したって関係ないのですよ。どうなったって私たちにすがるしかないんでしょう、と。そういうことなんですよ。そこを、民主党を中心とする野党が政権をとれば、幾つかの点で明確に変わりますよ、と、そういうことを出さなかったら、次の選挙で、国民からかなり厳しい審判をうけますよ。

出演中の白川
(派閥について)

派閥は本来必要ないものでしょう。

目前に迫った総選挙の顔として、小泉さんが選ばれた。小泉さんの顔のほうが選挙やりやすいですよ。この政策が良いとか悪いとか、ほとんど考慮の対象になってないでしょう。

今回の選挙、政権交代、本当に一気にやれるのかなぁ、と、菅さんたちはまだ本気じゃないみたい。私は、むしろ逆に、みんなで一致協力すれば、今回完全にできあがる。ホントはできないんだろうな、と思いながらだから、気迫が伝わってこない。二人しか出てないなら野党のほうが強いですよ。

出演中の白川
(戦いにくくないですか)

私がいる。そして、自民党の公認候補がいて、そこに真紀子さんが加わる。分かれ目のところにポンとでてきたものですから、自民側に混乱が出てくる。

新潟五区で反自民という立場で、野党第一党である民主党は、選挙区でこの候補をと明確に言う必要がある。田中真紀子さんと連携とはどういうことか。曖昧な言葉は小選挙区の言葉では意味がない。新潟五区に同じ立場の人は二人必要ない。調整してどちらが比例か、というだけだ。アナログじゃない。ゼロか1なんだ、と。

出演中の白川
(最後に、中曽根さんの去就について)

党の総裁ですから、10月28日に総務庁に出す東関東ブロックの比例代表名簿に中曽根康弘さんの名前をのっけなければ、そこで決まりです。

(当時)文案を作る現場にいたのですが、必ずしも永久一位にするなんてことはいってない。処遇すると書いてある。それにしても、中曽根先生も大変な政治家ですが、議員であろうがなかろうが、政治を指導したりできるのだから、人間、引き際ということも大事なんじゃないかと個人的には思っていますけど。最後は小泉さんがNoとやって、どうにもならんと。こんなことで今までの折角の中曽根さんの経歴にキズをつけることもないと思いますねぇ。

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